それでは、骨盤起立の状態で座るために
身に付けなくてはいけないことを紹介します。
それが「大脳ではなく、小脳で姿勢を取る」ことです!
例えば、最初から自転車に乗れる人はいませんよね。
皆さんもきっとたくさん練習したはずです。
姿勢も同じです。
練習をしないで良い姿勢を取れる人はいません。
初めて自転車に乗るときには、
「サドルをまたいで、ペダルに足をかけて、
右足に力を入れて、すかさず左足右足に体重をかけて……」というように、
足に意識を向けないとすぐに転んでしまいます。
でも自転車を意識して乗っているうちに、
段々と意識しないでもこげるようになりますよね。
これは、姿勢にも同じことが言えます。
子どもの姿勢を良くしようと思ったら、
正しい指導と反復練習で、正しい姿勢を身に付けさせる必要があるのです。
自己流か、教え方の上手いインストラクターに教わるかでは、
覚える速度が圧倒的に変わってきますよね。
反復練習をしないでいい姿勢を身に付けるのは至難の業です。
それでは、実際にどのように姿勢指導をしたら良いのでしょうか。
実践編を見ていきましょう。